62
S 3200-7 : 2004
附属書17(規定)臭気の分析方法
1. 適用範囲
この附属書は,水道用器具から浸出した臭気の分析方法について規定する。
2. 検水の採取及び保存 試料液を,水で洗浄したガラス瓶に採取して検水とし,直ちに分析する。
3. 分析操作 検水100 mLを容量300 mLの共栓付き三角フラスコに量りとり,軽く栓をして4050 ℃
に加温し,激しく振った後,直ちに塩素以外の臭気を調べる。
――――― [JIS S 3200-7 pdf 66] ―――――
63
S 3200-7 : 2004
附属書18(規定)色度の分析方法
1. 適用範囲
この附属書は,水道用器具から浸出した色度(1)の比色管を用いた分析方法(比色法)及び
光電分光光度計を用いた分析方法(透過光測定法)について規定する。
注(1) 色度は,水中に含まれる溶解性物質及びコロイド性物質が淡黄色から黄褐色に変色する程度を
いい,水1 000 mL中に白金(Pt)1 mg及びコバルト(Co)0.5 mgを含む色度標準液の色に相
当するものを1度とする。
2. 比色法
2.1 試薬 試薬は,次による。
a) 色度標準原液 JIS K 8163に規定するヘキサクロロ白金(IV)酸カリウム2.49 gとJIS K 8129に規定
する塩化コバルト(II)六水和物2.02 gとをJIS K 8180に規定する塩酸200 mLに溶かし,水を加え
て1 Lとする。この溶液は,色度1 000度とする。この溶液は,褐色瓶に入れて冷暗所に保存する。
b) 色度標準液(100度) 色度標準原液を精製水で10倍に薄める。例えば,色度標準原液100 mLを全
量フラスコにとり,水を加えて1 Lとする。この溶液を,色度100度とする。
c) 色度標準列 色度標準液を段階的に比色管にとり,それぞれに水を加えて100 mLとする。
2.2 器具 器具は,次による。
a) 比色管 全長約37 cmの共栓付き平底無色試験管で,底部から30 cmの高さに100 mLの標線を付け
たもの。
2.3 検水の採取及び保管 試料液を,水で洗浄したガラス瓶又はポリエチレン瓶に採取して検水とし,
速やかに分析する。
2.4 分析操作
a) 検水100 mLを比色管にとる。
b) これらを白紙上に置いて管の上方から透視し,検水の色を標準列の色と比較し,検水の色に該当する
色度を求める。
3. 透過光測定法
3.1 試薬 試薬は,2.1 a)及び2.1 b)による。
3.2 器具及び装置 器具及び装置は,次による。
a) 光電分光光度計
b) 比色管 2.2 a)による。
3.3 検水の採取及び保管 2.3による。
3.4 分析操作
a) 検水100 mL(又は検水の色度が10度以上のときは適量をとり,水を加えて100 mLとしたもの。)の
一部を吸収セル(50 mm又は100 mm)にとり,光電分光光度計を用いて,波長390 nmで吸光度を測
定する。
b) 3.5によって作成した検量線から検水の色度を算定する。
3.5 検量線の作成
――――― [JIS S 3200-7 pdf 67] ―――――
64
S 3200-7 : 2004
a) 色度標準液を段階的に比色管にとり,それぞれに水を加えて100 mLとする。
b) 3.4 a)と同様に操作して,色度と吸光度との関係を求める。
――――― [JIS S 3200-7 pdf 68] ―――――
65
S 3200-7 : 2004
附属書19(規定)濁度の分析方法
1. 適用範囲
この附属書は,水道用器具から浸出した濁度の比色管を用いた分析方法(比濁法),光電分
光光度計を用いた分析方法(透過光測定法)及び積分球式濁度計を用いた分析方法(積分球式光電光度法)
について規定する。
2. 比濁法
2.1 試薬 試薬は,次による。
a) ポリスチレン系粒子懸濁液(10 g/L) 附属書19表1に示す5種類の標準粒子(JIS Z 8901に規定す
る試験用粒子1)(ポリスチレン系粒子)
附属書19表 1 標準粒子(ポリスチレン系粒子)
種類(1) 呼び径
No.6 0.5
No.7 1.0
No.8 2.0
No.9 5.0
No.10 10.0
注(1) IS Z 8901による種類
b) ポリスチレン系粒子懸濁液(0.1 mg/mL) それぞれのポリスチレン系粒子懸濁液(10 g/L)を十分懸
濁させた後,速やかにそれぞれ1.000 gを別々の全量フラスコにとり,水を加えて100 mLとする。
c) 濁度標準液(100度) 5種類のポリスチレン系粒子懸濁液(0.1 mg/mL)をよく振り混ぜながら附属
書19表2に示す量を全量フラスコにとり,水を加えて500 mLとする。この溶液は,濁度100度に相
当する。
附属書19表 2 濁度標準液(100度)調製時における
ポリスチレン系粒子懸濁液(0.1 mg/mL)の混合比率及び分取量
種類(1) 混合比率 分取量(全量フラスコ500 mlに対して)
% mL
No.6 6 10.0
No.7 17 28.3
No.8 36 60.0
No.9 29 48.3
No.10 12 20.0
d) 濁度標準列 濁度標準液を段階的に比色管にとり,それぞれに水を加えて100 mLとする。
2.2 器具 器具は,次による。
a) 比色管 附属書18 2.2 a)による。
2.3 検水の採取及び保存 附属書18 2.3による。
2.4 分析操作
a) 検水100 mLを比色管にとる。
b) これらを黒紙上に置き,管の上方から透視し,検水の濁度を濁度標準列と比較し,検水の濁度を求める。
――――― [JIS S 3200-7 pdf 69] ―――――
66
S 3200-7 : 2004
3. 透過光測定法
3.1 試薬 試薬は,次による。
a) ポリスチレン系粒子懸濁液(10 g/L) 2.1 a)による。
b) ポリスチレン系粒子懸濁液(0.1 mg/mL) 2.1 b)による。
c) 濁度標準液(100度) 2.1 c)による。
3.2 器具及び装置 器具及び装置は,次による。
a) 光電分光光度計
b) 比色管 附属書18 2.2 a)による。
3.3 検水の採取及び保存 附属書18 2.3による。
3.4 分析操作
a) 検水を吸収セル(20 mm)にとり,光電分光光度計を用いて波長660 nm付近で吸光度を測定する。
b) 3.5によって作成した検量線から検水の濁度を算定する。
3.5 検量線の作成
a) 濁度標準液を段階的に比色管にとり,それぞれに水を加えて100 mLとする。
b) 以下,3.4 a)と同様に操作して,濁度と吸光度との関係を求める。
4. 積分球式光電光度法
4.1 試薬 試薬は,次による。
a) ポリスチレン系粒子懸濁液(10 g/L) 2.1 a)による。
b) ポリスチレン系粒子懸濁液(0.1 mg/mL) 2.1 b)による。
c) 濁度標準液(100度) 2.1 c)による。
4.2 器具及び装置 器具及び装置は,次による。
a) 積分球式濁度計
b) 比色管 附属書18 2.2 a)による。
4.3 検水の採取及び保存 附属書18 2.3による。
4.4 分析操作
a) 積分球式濁度計を用いて検水の散乱光量を測定する。
b) 4.5によって作成した検量線から検水の濁度を求める。
4.5 検量線の作成
a) 濁度標準液を段階的に比色管にとり,それぞれに水を加えて100 mLとする。
b) 4.4 a)と同様に操作して,濁度と吸光度との関係を求める。
――――― [JIS S 3200-7 pdf 70] ―――――
次のページ PDF 71
JIS S 3200-7:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.50 : 水に含まれる化学物質の検査
JIS S 3200-7:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISG3133:2015
- ほうろう用脱炭鋼板及び鋼帯
- JISG3133:2021
- ほうろう用脱炭鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3463:2019
- ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼鋼管
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4308:2013
- ステンレス鋼線材
- JISG4309:2013
- ステンレス鋼線
- JISG4312:2019
- 耐熱鋼板及び鋼帯
- JISG4313:2011
- ばね用ステンレス鋼帯
- JISG4314:2013
- ばね用ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3250:2015
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3250:2021
- 銅及び銅合金の棒
- JISH3260:2018
- 銅及び銅合金の線
- JISH3270:2018
- ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH3320:2006
- 銅及び銅合金の溶接管
- JISH5120:2016
- 銅及び銅合金鋳物
- JISH5121:2016
- 銅合金連続鋳造鋳物
- JISK0010:1997
- 標準物質 ― 標準液 ― 銅
- JISK0011:1983
- 亜鉛標準液
- JISK0012:1983
- カドミウム標準液
- JISK0015:1983
- 鉛標準液
- JISK0016:1983
- 鉄標準液
- JISK0024:1997
- 標準物質 ― 標準液 ― クロム
- JISK0026:1997
- 標準物質 ― 標準液 ― ひ素
- JISK0027:1997
- 標準物質 ― 標準液 ― マンガン
- JISK0029:1995
- 塩化物イオン標準液
- JISK0030:1995
- ふっ化物イオン標準液
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0116:2014
- 発光分光分析通則
- JISK0121:2006
- 原子吸光分析通則
- JISK0123:2018
- ガスクロマトグラフィー質量分析通則
- JISK1105:2017
- アルゴン
- JISK6353:1997
- 水道用ゴム
- JISK6742:2016
- 水道用硬質ポリ塩化ビニル管
- JISK6743:2016
- 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手
- JISK6762:2019
- 水道用ポリエチレン二層管
- JISK6769:2004
- 架橋ポリエチレン管
- JISK6776:2016
- 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管
- JISK6777:2016
- 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管継手
- JISK6778:2016
- ポリブテン管
- JISK6787:2004
- 水道用架橋ポリエチレン管
- JISK6792:2004
- 水道用ポリブテン管
- JISK8005:2014
- 容量分析用標準物質
- JISK8019:2010
- 亜硝酸ナトリウム(試薬)
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8039:2012
- アセトニトリル(残留農薬・PCB試験用)(試薬)
- JISK8040:2020
- アセトン(残留農薬・PCB試験用)(試薬)
- JISK8048:2010
- 4-アミノアンチピリン(試薬)
- JISK8048:2021
- 4-アミノアンチピリン(試薬)
- JISK8051:2010
- 3-メチル-1-ブタノール(試薬)
- JISK8059:2018
- 亜硫酸水素ナトリウム(試薬)
- JISK8069:2019
- アルミニウム(試薬)
- JISK8085:2006
- アンモニア水(試薬)
- JISK8085:2021
- アンモニア水(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8107:2017
- エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8116:2006
- 塩化アンモニウム(試薬)
- JISK8117:2015
- ジクロロメタン(残留農薬・PCB試験用)(試薬)
- JISK8121:2007
- 塩化カリウム(試薬)
- JISK8123:2018
- 塩化カルシウム(試薬)
- JISK8129:2016
- 塩化コバルト(II)六水和物(試薬)
- JISK8136:2017
- 塩化すず(II)二水和物(試薬)
- JISK8139:2007
- 塩化水銀(II)(試薬)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8163:1994
- ヘキサクロロ白金(IV)酸カリウム(試薬)
- JISK8180:2015
- 塩酸(試薬)
- JISK8180:2021
- 塩酸(試薬)
- JISK8201:2006
- 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
- JISK8247:2015
- 過マンガン酸カリウム(試薬)
- JISK8283:2006
- くえん酸一水和物(試薬)
- JISK8288:2007
- くえん酸三ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8295:2020
- グリセリン(試薬)
- JISK8312:2011
- クロム酸カリウム(試薬)
- JISK8318:1995
- p-トルエンスルホンクロロアミドナトリウム三水和物(試薬)
- JISK8322:2020
- クロロホルム(試薬)
- JISK8355:2006
- 酢酸(試薬)
- JISK8355:2021
- 酢酸(試薬)
- JISK8371:2006
- 酢酸ナトリウム三水和物(試薬)
- JISK8432:2017
- 酸化マグネシウム(試薬)
- JISK8443:2007
- シアン化カリウム(試薬)
- JISK8495:2019
- 5-(4-ジメチルアミノベンジリデン)ロダニン(試薬)
- JISK8500:2007
- N,N-ジメチルホルムアミド(試薬)
- JISK8506:2017
- 臭化カリウム(試薬)
- JISK8528:2015
- しゅう酸ナトリウム(試薬)
- JISK8530:2007
- 臭素酸カリウム(試薬)
- JISK8540:2016
- (+)-酒石酸ナトリウム二水和物(試薬)
- JISK8549:2017
- 硝酸カルシウム四水和物(試薬)
- JISK8550:2006
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8550:2021
- 硝酸銀(試薬)
- JISK8552:2017
- 硝酸コバルト(II)六水和物(試薬)
- JISK8562:2007
- 硝酸ナトリウム(試薬)
- JISK8567:2018
- 硝酸マグネシウム六水和物(試薬)
- JISK8574:2006
- 水酸化カリウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8598:2018
- セレン(試薬)
- JISK8622:2007
- 炭酸水素ナトリウム(試薬)
- JISK8625:2017
- 炭酸ナトリウム(試薬)
- JISK8637:2006
- チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
- JISK8659:2014
- でんぷん(溶性)(試薬)
- JISK8680:2006
- トルエン(試薬)
- JISK8736:2018
- エリオクロムブラックT(試薬)
- JISK8798:2012
- フェノール(試薬)
- JISK8801:2007
- ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム(試薬)
- JISK8809:2020
- フタル酸水素カリウム(試薬)
- JISK8821:2016
- ふっ化ナトリウム(試薬)
- JISK8825:2020
- ヘキサン(残留農薬・PCB試験用)(試薬)
- JISK8840:2014
- ブロモクレゾールグリーン(試薬)
- JISK8863:2007
- ほう酸(試薬)
- JISK8866:2008
- 四ほう酸ナトリウム十水和物(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISK8896:2012
- メチルレッド(試薬)
- JISK8913:2006
- よう化カリウム(試薬)
- JISK8920:2008
- よう素(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISK8983:2016
- 硫酸銅(II)五水和物(試薬)
- JISK8987:2006
- 硫酸ナトリウム(試薬)
- JISK9000:2008
- チオシアン酸アンモニウム(試薬)
- JISK9005:2006
- りん酸(試薬)
- JISK9007:2008
- りん酸二水素カリウム(試薬)
- JISK9019:2016
- りん酸水素二ナトリウム・12水(試薬)
- JISK9019:2021
- りん酸水素二ナトリウム・12水(試薬)
- JISK9548:1994
- 3-メチル-1-フェニル-5-ピラゾロン(試薬)
- JISK9901:1994
- 高純度試薬―硝酸
- JISP3801:1995
- ろ紙(化学分析用)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8802:2011
- pH測定方法
- JISZ8901:2006
- 試験用粉体及び試験用粒子